Cobalt FAQ

ここではユーザーズグループで発見したノウハウ、Cobalt に質問して得られた回答などをまとめていこうと思います。

RaQ4に固有の質問と回答

多くの点でRaQ3と共通ですので、RaQ3のFAQもご覧ください

一般的な質問

機能・トラブル

OCN economy など 24bit 以上のネットマスクで逆引き設定するには? (Qube2, RaQ3, RaQ4)
ファンが壊れました。代用品は買えるでしょうか? (RaQ, RaQ2, RaQ3, RaQ4, RaQXTR, RaQ550)
FTPで登録したファイルの日付が9時間ずれて表示されるのですが。 (RaQ, RaQ2, RaQ3, RaQ4)
7000番台のポートが開いているがこれは何か?Legart/Arkeia のバックアップクライアントモジュールが必ず起動してしまうが、何故か? (RaQ3, RaQ4)
汎用jpドメインを登録しました。user@domain.jp 宛てのメイルを user@domain.co.jp のユーザに届けたいのですが? (RaQ2, RaQ3, RaQ4)
admin ユーザで telnet login すると last login 情報に on http と出てきますが、これは何ですか? (RaQ4)
RaQ シリーズにおいて、サイト管理者でログインした時の初期ディレクトリをそのドメインのトップにしたい。 (RaQ2, RaQ3, RaQ4)

運用・保守

SCSI ディスクから起動したいのですが。 (RaQ3, RaQ4)
RaQ4 の標準バックアップ・データを用いてリカバリをしたのですが、うまく戻りません。 (RaQ4)
RaQ4i でOSパッチを当てたら増設ドライブに関する設定ボタンが消えました。なぜ? (RaQ4)
バックアップファイルを復元せずに展開して中身を確認したい。 (Qube2700, RaQ, Qube2, RaQ2, RaQ3, RaQ4, Qube3, XTR)
パッチなどのパッケージファイルを手作業で展開したい (Qube2700, RaQ, Qube2, RaQ2, RaQ3, RaQ4, Qube3, RaQ550, XTR)

Web管理

バーチャルサイトを 32 個以上作ると admin ユーザで ftp して、各サイトの Web ページを更新できなくなりました。 (RaQ, RaQ2, RaQ3, RaQ4)

Linux/プログラミング


一般的な質問

機能・トラブル

Q: OCN economy など 24bit 以上のネットマスクで逆引き設定するには? (Qube2, RaQ3, RaQ4)
OCN economy と DION、RFC2317 には対応しています。

この件については、CIDER逆引き対応プロジェクトとして動いていますので、そちらをご覧下さい。 更に詳しく 24bitネットマスク以上の逆引き設定についてまとめています。 標準で対応している OCN, DION 以外のユーザのためのサンプル設定ファイルも収録しています。
19 Nov. 1998

Q: ファンが壊れました。代用品は買えるでしょうか? (RaQ, RaQ2, RaQ3, RaQ4, RaQXTR, RaQ550)
勿論販売店などを通して修理依頼するべきだと思いますが、パーツそのものは 汎用品で代用が可能ですので、腕に覚えのある人は自分で交換可能です。

RaQ, RAQ2  30mm x 30mm  厚さ 10mm 12V
RAQ3, RaQ4 35mm x 35mm  厚さ 10mm 12V
XTR        40mm x 40mm  厚さ 20mm 12V 
550        35mm x 35mm  厚さ 10mm 12V 

RAQ2 用は、CPUクーラー用のファンで代用可能です。
  日本橋 共立テクノベースで、1,100円
RAQ3,4,550 用は、リムーバブルHD用のケースファンがあうようです。
  TOW TOP  FAN-MR39  スペァーFAN  2個 2,980
    Nidec製 D03P-12TL-02 静音ファンも合うようです。
    PC-Success で 1932 円。
XTR 用は、SUNON KD1204PKVX がオリジナルの型番だそうです。
    現在は KDE1204PKVX MS で同仕様のものが入手出来ます。
    株式会社マウビック ( 053-433-1238 ) で購入可能。
    RaQware http://store.raqware.com/ でも買えたとのこと。
との情報を頂きました。
23 Nov. 2000, NEXTREE@西宮 さんからの情報
個人的経験かもしれませんが、私のRaQ2の場合はケースの工作精度がよくない ためか、ファンの留めネジが非常に固かったです。これによる歪みが故障の 原因かも知れないと思い、交換後はネジの本数を減らして固定しています。
23 Nov. 2000, 安田からの情報
シコー技研 0310N-12 DC12V 0.09A 単価 1,100円 が、共立テクノベース 営業所もしくはオフライン(E-mail/FAX)オーダーシート http://www.kyohritsu.com/sales/order-fax.html で入手可能と情報頂きました。上記フォームで注文、即日発送して貰えました。
27 Nov. 2000, 柴田さんからの情報
各モデルのファンが http://www.webhostsupply.com/ から購入できます。
2 Jun. 2003, 武田さんからの情報
XTR ファンの情報をいただきました。
15 Jan. 2004, 野口さん、湯浅さん、小林さんらからの情報
550 ファン交換情報 http://www.intl.chubu.ac.jp/ozeki/diary/MT/archives/000318.html をいただきました。
4 Aug. 2004, 尾関さんからの情報

Q: FTPで登録したファイルの日付が9時間ずれて表示されるのですが。 (RaQ, RaQ2, RaQ3, RaQ4)
この現象はバーチャルホストでだけで発生していると思います。 特にこれが原因でトラブルは起きないと思いますが、 RaQで使っている ftp サーバープログラム、proftpd の設定ファイルを 修正することで対応できます。
但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 しかも vi エディタなどで作業する必要があります。ご注意下さい。 (具体的な方法が判らない人はこの作業はしないほうが無難です。)
原因は proftpd が、バーチャルサイトのファイル時刻を GMT (世界標準時)で 表示するためです。JST (日本標準時)と 9 時間の時差があります。
/etc/proftpd.conf 内に書かれている<VirtualHost xxx.xxx.xxx.xxx>の 部分に TimesGMT off という一行を加えます。
<VirtualHost xxx.xxx.xxx.xxx>

        TimesGMT                off      ←この行を追加
</VirtualHost>
リブートなどは特に必要ありません。 バーチャルサイトの登録などをやり直すと再発する可能性がありますので、 その都度直す必要があります。
20 Feb. 2001, 白川さんからの情報

Q: 7000番台のポートが開いているがこれは何か?Legart/Arkeia のバックアップクライアントモジュールが必ず起動してしまうが、何故か? (RaQ3, RaQ4)
Legart/Arkeia のプログラムが 7000 番ポートを使っています。 プロセス自体を停止するには、それぞれ下記の手続きをお試し下さい。
但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 しかも vi エディタなどで作業する必要があります。ご注意下さい。 (具体的な方法が判らない人はこの作業はしないほうが無難です。)

RaQ3/4 には Legart/Arkeia のバックアップクライアントモジュールが インストールされています。コントロールパネルの指定でこの機能は外す事が できるのですが、どうしたわけかプロセスは常に立ち上がります。

UID        PID  PPID  C STIME TTY          TIME CMD
root       390     1  0 Apr04 ?        00:00:00 /usr/knox/bin/nlservd start
root       537     1  0 Apr04 ?        00:00:00 /usr/sbin/nsrexecd
これが 7000 番台のポートを使っているのです。停止するには、
/etc/rc.d/init.d/arkeia stop
/etc/rc.d/init.d/networker stop
というようにします。 このままでは再起動後にはもう一度起動されてしまいますので、例えば /etc/rc.d/rc.local に上記の手続きを追加するなどしておけばいい でしょう。
(/etc/rc.d/rc.2dなどのリンクを外すなりしても良いのですが、パッチを 当てるときなどは戻しておく必要があるかも知れません。 ところでVeritasのモジュールはどれだ?)
13 April. 2001, 小田さん、伊藤さんからの情報

Q: 汎用jpドメインを登録しました。user@domain.jp 宛てのメイルを user@domain.co.jp のユーザに届けたいのですが? (RaQ2, RaQ3, RaQ4)
RaQ4 であれば、仮想サイトの設定にある「電子メールサーバの別名」に他の ドメインを指定できますので、そこに domain.jp と指定すればいいでしょう。

それ以外の機種で、もっとも Cobalt 的な方法としては、 単純に domain.jp というドメインを一つ作り、user というユーザを登録して そのメイルの転送先を user@domain.co.jp とすることでしょう。 (勿論 DNS の処置はきちんとしないといけません)

次に、少し手間がかかりますが、/etc/virtusertable をうまく書き換えることで、 うまく対応できますので以下に紹介します。
但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 しかも vi エディタなどで作業する必要があります。ご注意下さい。 (具体的な方法が判らない人はこの作業はしないほうが無難です。)

0. 目標は、一台のマシンで @domain.jp 宛のメイルを @domain.co.jp に
   受け取らせることです。ホストの本名は www.domain.co.jp とします。
1. DNS に domain.jp の MX レコードを www.domain.co.jp となるよう追加。
2. www.domain.co.jp 内の /etc/virtusertable の最下行
   # Put custom additions below (Do not change/remove this line).
   の直下に
   @domain.jp        %1@www.domain.co.jp
   という一行を追加。
3. makemap コマンドで更新を反映。
   # cd /etc
   # makemap hash virtusertable.db < virtusertable
4. これでうまく受け取るようになったと思います。一度動作確認してみましょう。
makemap 作業をするかわりに、管理サイトの作業で何か適当なユーザをひとつ 作ったり削除したりすることによっても virtusertable ファイルの更新が 反映されます。
5, April 2001, 小田さん、陶山さん、伊藤さんらの情報から

Q: admin ユーザで telnet login すると last login 情報に on http と出てきますが、これは何ですか? (RaQ4)
最後に admin 権限で Web 管理画面を利用した時間が表示されています。
Kernel 2.2.16C28_III on an i586
login: admin
Password:
Last login: Tue Nov 13 16:25:23 on http
*****************************************************************
*                                                               *
こんな具合です。RaQ4 以前ではここには最後に admin ユーザで telnet login した日付情報が表示されていたと思いますが、RaQ4 からはここに最後にadmin 権限でアクセスしたのが管理画面からであれば、その日付とともにそれを示す on http という表示が入るようになりました。

16, November 2001 はやかわさん、加藤さんからの情報

Q: RaQ シリーズにおいて、サイト管理者でログインした時の初期ディレクトリをそのドメインのトップにしたい。 (RaQ2, RaQ3, RaQ4)
RaQで使っている ftp サーバープログラム、proftpd の設定ファイルを修正することで対応できます。
但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 しかも vi エディタなどで作業する必要があります。ご注意下さい。(具体的な方法 が判らない人はこの作業はしないほうが無難です。)
RaQ シリーズで、サイト管理者が ftp login した場合は、そのサイト管理者の ホームディレクトリが初期ディレクトリとなります。 ftp login の後で二つ上のディレクトリに移動したところが、そのサイトの トップディレクトリです。 普段は二つ上のディレクトリに移動(ftp コマンドで表現すると cd ../../ ) していると思いますが、それを省略するためにはサイト管理者の ftp login ディレクトリの設定が書かれている /etc/proftpd.conf を以下のように変更します。
<VirtualHost xxx.xxx.xxx.xxx>と</VirtualHost>の間に

DefaultChdir            ~/../.. site-adm
を入れます。 これで初期ディレクトリがそのサイトの一番上のディレクトリになります。

17, November 2001 Oda さんからの情報

運用・保守

Q: SCSI ディスクから起動したいのですが。 (RaQ3, RaQ4)
できます。
フロントパネルの S ボタンを押しっぱなしにして電源を入れると、LCD パネルに起動ドライブを選択する表示が現れます。
十字ボタンを操作して、そこを /dev/sda1 (SCSI ディスク一番目のドライブの 最初のパーティションを意味する)からブートするというように指定して ください。
具体的には S ボタンを押しっぱなしで起動すると、Select Option: と表示され、 以降は S ボタンで次のメニュー、E ボタンでそれを選択、というようになります。 判らなくなったら Main Menu まで戻って抜ければいいでしょう。
メニュー構成は以下のようになっています。
  Boot from disk    今回だけ、Disk から起動する (デフォルト)
  Boot from ROM     今回だけ、ROM イメージから起動 (非常時用?)
  Boot from net     net boot (レストア CD を利用する時など)
  Configure boot    デフォルトでの起動方法を指定する
    (中略)
  Configure boot disk   (Disk 起動の場合) どの Disk から起動するかを指定
    hda1      /dev/hda1  (内蔵 HDD (IDEですね) 1台目の最初のパーティション)
    hda2      /dev/hda2  (内蔵 HDD 一台目の二番目のパーティション)
    (中略)
    sda1      /dev/sda1  (SCSI HDD の最初のドライブの最初のパーティション)
    sda2      /dev/sda2  (SCSI HDD の最初のドライブの二番目のパーティション)
    (省略)
  Main menu
6 February 2002 武田さんからの情報

Q: RaQ4 の標準バックアップ・データを用いてリカバリをしたのですが、うまく戻りません。 (RaQ4)
残念ながらディザスタ・リカバリ的な完全復旧は普通にはできません。 ただし相当な手作業を加えれば可能です。
RaQ4 標準バックアップを用いたディザスタ・リカバリ にまとめておきましたので、必要な方は参考にしてください。
ただし、一般的な Unix/Linux のシステム管理操作の知識と経験が必須です。
6 February 2002

Q: RaQ4i でOSパッチを当てたら増設ドライブに関する設定ボタンが消えました。なぜ? (RaQ4)
あるパッチレベルからは SCSI 機器がつながれている場合だけ「増設」ボタンが 表示されるようになったようです。 SCSI機器をつないだ状態で再起動してみてください。

RaQ4iはセカンダリドライブの増設が出来ます。RestoreCD で初期化した直後は ちゃんとボリュームの増設がメニューから選べたのですが、最新のパッチまで 順に当ててからメニューを見ると、「増設」ボタンが消えてしまいます。 Cobalt のサポート窓口で聞くと、ボタン部分がコメントアウトされ非表示になる とのこと、そんな筈はなかろうとページ生成の元となるテンプレートを探すと /usr/admserv/templates/diskList.tmpl に存在する事が分かりました。
diskList.tmplの中を見てみると(前後は省略します)、

<P ALIGN=CENTER>
[SCSI_BEGIN]
<A HREF=[DISKADDPAGEURL] onMouseOver="status='[str.volAddStorage]'; return true;
"><IMG SRC="/.cobalt/images/add_storage_but" ALT="[str.volAddStorage]"BORDER=0>
</A>
[SCSI_END]
という部分があって、この「[SCSI_BEGIN]」と「[SCSI_END]」に入る物によって コメントアウトされる様です。 SCSIがどうのこうのというパラメータですからもしかして…、と試しに適当な SCSI機器を繋いでみると、ボタンはちゃんと表示されました。
恐らくSCSI機器が外部ストレージとして接続されている時だけボタンを表示するように 仕様変更が行われたのでしょう。 (内部ドライブをユーザが増設することをCobalt は仕様として想定していないことに 注意してください。)
というわけで、内蔵 IDE ドライブを(サポート範囲外であることに注意しつつ)増設 したい人は、上記のテンプレートから「[SCSI_BEGIN]」と「[SCSI_END]」を削除して しまうと良いでしょう。 こうすればボタンは常に表示されますから、問題なくIDEドライブも追加出来ます。
ただし、今後何かパッチを当てるときにはこれが障害になるかも知れませんので、 パッチ前には戻すなどしたほうが良いかも知れません。

30 Mar. 2002 弓削さんからの情報

Q: バックアップファイルを復元せずに展開して中身を確認したい。 (Qube2700, RaQ, Qube2, RaQ2, RaQ3, RaQ4, Qube3, XTR)
Cobalt のバックアップファイルは機種によって微妙にフォーマットが異なります。 以下に機種ごとの説明をつけておきます。

但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 作業する必要があります。ご注意下さい。 tar による展開で、どのようなことが起きるのかを把握していない人は この作業はしないほうが無難です。

Qube2700 / RaQ
  zcat -f バックアップファイル名 | tar xvpPf -

Qube2 / RaQ2
  sed -e '1,/^%%END_INDEX/d' バックアップファイル名 | zcat -f | tar xvpPf -

RaQ3 / RaQ4
  sed -e '1,/^%%END_XML/d' バックアップファイル名 | zcat -f | tar tvpPf -

  (ただし RaQ3 はユーザ管理に PostgreSQL を使っていますから、手作業で
   復元する場合は 
      /etc/rc.d/init.d/crond stop
      /etc/rc.d/init.d/postgresql stop
    などをしてからファイルを上書きする必要があります。)

XTR
  zcat -f バックアップアーカイブ名 | tar tvpPf -

  (XTR では仮想サイトのバックアップしかできません。念のため。)

Qube3
  (元から単なる tar 型式でバックアップファイルが作られると思い
    ますので特に説明しなくてもいいですよね?)

11 July. 2002 日商エレクトロニクス、T、武田、はたやま、堀池さんたちからの情報

Q: パッチなどのパッケージファイルを手作業で展開したい (Qube2700, RaQ, Qube2, RaQ2, RaQ3, RaQ4, Qube3, RaQ550, XTR)
Qube3,RaQ550 の Sausalito アーキテクチャ及び XTR と、それら以前の機種ではパッチなどに使われている Cobalt パッケージファイルのフォーマットが異なります。 以下に機種ごとに操作方法をつけておきます。

但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 作業する必要があります。ご注意下さい。 tar による展開で、どのようなことが起きるのかを把握していない人は この作業はしないほうが無難です。

(1) Qube2700からRaQ4までの機種について

tar+gz で RPM ファイルやインストールスクリプトをまとめた形になって
います。

RaQ4-All-System-2.0.1-13993.pkg の場合

展開
tar zxvf RaQ4-All-System-2.0.1-13993.pkg


(2) XTR及びQube3,RaQ550 (と恐らくはそれ以降)の機種について

gpg で署名されているので中身を確認するには下記の手順で展開を行なう

Qube3-ja-Update-1.0.pkg の場合

署名の確認
gpg --verify Qube3-ja-Update-1.0.pkg

展開
gpg --decrypt Qube3-ja-Update-1.0.pkg | tar zxvf -
または
gpg --decrypt --output Qube3-ja-Update-1.0.tgz Qube3-ja-Update-1.0.pkg
tar zxvf Qube3-ja-Update-1.0.tgz

11 July. 2002 はたやまさんからの情報

Web管理

Q: バーチャルサイトを 32 個以上作ると admin ユーザで ftp して、各サイトの Web ページを更新できなくなりました。 (RaQ, RaQ2, RaQ3, RaQ4)
RaQで32を越えた数のバーチャルサイトを作ると、それ以降はadminユーザーで 各バーチャルサイトの Web ディレクトリに対してFTPできなくなる不具合が 有ります。との投稿がありました。どうやらこれはLinuxの仕様とRaQの 管理の仕組みが絡んだ問題のようです。
Linuxの場合、普通はgroupに所属できる最大値が32に設定されているため、 それを越えたgroupには所属していない扱いになり、自分自身のアクセス権があ るはずのディレクトリでも、32を越えたgroup属性でのチェックができなくなり ます。これと、RaQのadminが多く(バーチャルサイトの数だけ)のグループに属する ユーザになってしまうという事情が重なって、結果的にadminユーザで 仮想サイトのWebディレクトリにftpできなくなってしまいます。
参考:/usr/include/linux/limits.h の NGROUPS_MAX を参照
仮想サイトのWebディレクトリには、バーチャルサイト毎に用意されている サイト管理ユーザーを使ってFTPできるのですが、やはりこれはCobalt社 からのアップデートを期待したいところです。

20 Sep. 2000

Linux/プログラミング


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