Cobalt FAQ

ここではユーザーズグループで発見したノウハウ、Cobalt に質問して得られた回答などをまとめていこうと思います。

Qube3に固有の質問と回答

一般的な質問

機能・トラブル

OCN economy など 24bit 以上のネットマスクで逆引き設定するには? (Qube3)
FTPで登録したファイルのアクセス権設定が変えられないのですが。 (Qube3)
Qube3 をメイルリレーサーバにしたいと思うのですが、sendmail.cf をどう作り直せばいいでしょう? (Qube3)
メーリングリストの設定画面で「最大メッセージサイズ」を 10 MBにしたのに、1 MBに設定されてしまのはナゼ? (Qube3)
Qube3 でメインサイトを SSL 化したいのですが。 (Qube3)

運用・保守

バックアップファイルを復元せずに展開して中身を確認したい。 (Qube2700, RaQ, Qube2, RaQ2, RaQ3, RaQ4, Qube3, XTR)
パッチなどのパッケージファイルを手作業で展開したい (Qube2700, RaQ, Qube2, RaQ2, RaQ3, RaQ4, Qube3, RaQ550, XTR)

Web管理

Linux/プログラミング


一般的な質問

機能・トラブル

Q: OCN economy など 24bit 以上のネットマスクで逆引き設定するには? (Qube3)
OCN economy と DION、RFC2317 には対応しています。 ただ、困ったことにQube2700/Qube2 ではできていたパターンファイル追加による対応がQube3J では外れてしまいました。

この件については、CIDER逆引き対応プロジェクトとして動いていますので、そちらをご覧下さい。 更に詳しく 24bitネットマスク以上の逆引き設定についてまとめています。
15 Apr. 2001

Q: FTPで登録したファイルのアクセス権設定が変えられないのですが。 (Qube3)
この現象はQube3だけで発生していると思います。 Qube3で使っている ftp サーバープログラム、proftpd の設定ファイルを 修正することで対応できます。
但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 しかも vi エディタなどで作業する必要があります。ご注意下さい。 (具体的な方法が判らない人はこの作業はしないほうが無難です。)
/etc/proftpd.conf 内に書かれている<Global>セクション部分に AllowChmod on という一行を加えます。
<Global>
...(略)
        AllowChmod                    on     ←この行を追加
</Global>
リブートなどは特に必要ありません。
13 Feb. 2001, 渋谷さん、中冨さんからの情報

もし <Global> というセクションが見つからない場合は、下記の三行を まるまる最後に追加してください。

<Global>
        AllowChmod                    on
</Global>
26 Jul. 2001 追記

Q: Qube3 をメイルリレーサーバにしたいと思うのですが、sendmail.cf をどう作り直せばいいでしょう? (Qube3)
Cobalt の sendmail.cf は cf ユーティリティを使って再合成可能です。
Qube3 を外部リレーサーバにするにまとめておきましたのでごらん下さい。

2002 Aug. 加藤さんからの情報。

Q: メーリングリストの設定画面で「最大メッセージサイズ」を 10 MBにしたのに、1 MBに設定されてしまのはナゼ? (Qube3)
10MB に設定したときだけこういう状態になります。(いわゆる)バグです。 修正方法を以下に示しておきます。
但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 しかも vi エディタなどで作業する必要があります。ご注意下さい。 (具体的な方法が判らない人はこの作業はしないほうが無難です。)
[原因]
セレクトメニューで「10 MB」を選択した時に渡される
VALUEの値が「1048576」になっている(1桁足りない)ため。

[対処方法]
root 権限にて、以下のファイルを編集します。

/usr/sausalito/ui/web/base/maillist/maillistAdd.php

修正ヶ所 L132
-----------------------------------------------------
$ui->SelectField("maxlength",
  array( 5120, 51200, 512000, 1048576, 104857600 ));
-----------------------------------------------------
↓
-----------------------------------------------------
$ui->SelectField("maxlength",
  array( 5120, 51200, 512000, 10485760, 104857600 ));
-----------------------------------------------------

ただ、この作業をすると、FORMのVALUEの値は直りますが、その後ろの
テキスト部分「10 MB」が「maxlength-10485760」になってしまいます。

※こんな感じのソースになってしまう
-------------------------------------------------------

Sep. 2002. 中森さんからの情報

Q: Qube3 でメインサイトを SSL 化したいのですが。 (Qube3)
Qube3 では管理画面で login する時に SSL アクセスが選択できますが、 これは管理画面だけのことで、通常の Web アクセスは SSL 化することが できていませんでした。 下記の設定をほどこすことで、
http://www.domain.com/aa.html
でアクセスすれば通常の HTTP(暗号化ナシ)、
https://www.domain.com/aa.html
でアクセスすれば(先頭が https:// ) SSL によって暗号化が施されます。

設定方法は下記の通りです。

----------(ここから)

/etc/httpd/conf/httpd.confの文末に以下の行を追加します。

Include conf/ssl.conf

/etc/httpd/conf/ssl.confを新規作成し、内容の以下のもので保存します。

Listen 80
Listen 443
<VirtualHost _default_:443>
        SSLEngine on
        SSLCertificateFile      /etc/admserv/certs/certificate
        SSLCertificateKeyFile   /etc/admserv/certs/key
</VirtualHost>

# 行頭の「Listen 80」が新規追加され、「VirtualHost」と「_default_」の
# 間に半角のスペースが入っています。

/etc/httpd/conf/srm.confに以下の行を追加します。

UserDir web

最後に以下のコマンドを入力しhttpdの再起動をすることで作業は完了です。

/etc/rc.d/init.d/httpd restart

--------------------(ここまで)

Sep. 2002. 折出さんからの情報

運用・保守

Q: バックアップファイルを復元せずに展開して中身を確認したい。 (Qube2700, RaQ, Qube2, RaQ2, RaQ3, RaQ4, Qube3, XTR)
Cobalt のバックアップファイルは機種によって微妙にフォーマットが異なります。 以下に機種ごとの説明をつけておきます。

但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 作業する必要があります。ご注意下さい。 tar による展開で、どのようなことが起きるのかを把握していない人は この作業はしないほうが無難です。

Qube2700 / RaQ
  zcat -f バックアップファイル名 | tar xvpPf -

Qube2 / RaQ2
  sed -e '1,/^%%END_INDEX/d' バックアップファイル名 | zcat -f | tar xvpPf -

RaQ3 / RaQ4
  sed -e '1,/^%%END_XML/d' バックアップファイル名 | zcat -f | tar tvpPf -

  (ただし RaQ3 はユーザ管理に PostgreSQL を使っていますから、手作業で
   復元する場合は 
      /etc/rc.d/init.d/crond stop
      /etc/rc.d/init.d/postgresql stop
    などをしてからファイルを上書きする必要があります。)

XTR
  zcat -f バックアップアーカイブ名 | tar tvpPf -

  (XTR では仮想サイトのバックアップしかできません。念のため。)

Qube3
  (元から単なる tar 型式でバックアップファイルが作られると思い
    ますので特に説明しなくてもいいですよね?)

11 July. 2002 日商エレクトロニクス、T、武田、はたやま、堀池さんたちからの情報

Q: パッチなどのパッケージファイルを手作業で展開したい (Qube2700, RaQ, Qube2, RaQ2, RaQ3, RaQ4, Qube3, RaQ550, XTR)
Qube3,RaQ550 の Sausalito アーキテクチャ及び XTR と、それら以前の機種ではパッチなどに使われている Cobalt パッケージファイルのフォーマットが異なります。 以下に機種ごとに操作方法をつけておきます。

但しその作業には root 権限が必要ですので、root ユーザで telnet login して、 作業する必要があります。ご注意下さい。 tar による展開で、どのようなことが起きるのかを把握していない人は この作業はしないほうが無難です。

(1) Qube2700からRaQ4までの機種について

tar+gz で RPM ファイルやインストールスクリプトをまとめた形になって
います。

RaQ4-All-System-2.0.1-13993.pkg の場合

展開
tar zxvf RaQ4-All-System-2.0.1-13993.pkg


(2) XTR及びQube3,RaQ550 (と恐らくはそれ以降)の機種について

gpg で署名されているので中身を確認するには下記の手順で展開を行なう

Qube3-ja-Update-1.0.pkg の場合

署名の確認
gpg --verify Qube3-ja-Update-1.0.pkg

展開
gpg --decrypt Qube3-ja-Update-1.0.pkg | tar zxvf -
または
gpg --decrypt --output Qube3-ja-Update-1.0.tgz Qube3-ja-Update-1.0.pkg
tar zxvf Qube3-ja-Update-1.0.tgz

11 July. 2002 はたやまさんからの情報

Web管理

Linux/プログラミング


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