Flash memory boot による Diskless Cobaltを作るための情報


Flash memory を用いてkernel boot し、その後 NetBoot することで diskless Cobalt の構成に成功したのでその報告を載せます。 今回は Diskless / NetBoot に成功していることを前提にしてありますので DisklessNetBootの FAQ ページを参考に設定を行ってください。
今回はNetBoot設定になっていますがcommand_lineに記述する引数によって 外部RAIDディスクからの起動などいろいろ応用が可能です。

(文中、各種コマンドにパスが通ってない場合は、fdisk とせずに
  /sbin/fdisk などとして実行してください。)

用意するもの
・コバQ
・適当な容量のCF (Compact Flash memory card)
・CF->IDE変換アダプタ

※ CF->IDE変換アダプタは秋葉原のT-ZONE ラジオデパート店で¥3980で販売
   されていました。

作業手順
(0)ディスクレスコバQの作成方法を参照してサーバ側の設定を行ってください。
(1)下記の手順でCF用kernelを作成します。
   # cd /usr/src/linux/init
   # vi main.c
     930行目前後に
     parse_options(command_line);
     という行があるのでその前に
     command_line="root=/dev/nfs nfsroot=/nfsroot nfsaddr=bootp";
     を挿入します。
   # make config
     下記のオプションをyとしてください
     NFS filesystem support
     Root file system on NFS
     BOOTP support
     RARP support
   # make dep;make clean;make
   # strip vmlinux
   # gzip vmlinux

(2)CF用kernelをCFに下記の手順で書き込みます。
   (a)CF->IDE変換アダプタをslaveに設定してコバQのIDEインタフェースに
      接続します。
   (b)下記のコマンドでCFにkernelを書き込みます。
      # fdisk /dev/hdb
        /dev/hdb1にlinux用パーティションを作成します
      # mount /dev/hdb1 /mnt
      # mkdir /mnt/boot
      # cp /usr/src/linux/vmlinux.gz /mnt/boot
      # cp /usr/src/linux/System.map /mnt/boot

(3)CF->IDE変換アダプタをMasterに設定し内蔵ディスクははずします。
(4)コバQがうまく起動すればOK

Dec. 1999.
Thanks for Hatayama.


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