簡単設定ガイド − 透過プロキシ設定 
この章では、簡単にアンチウィルス・ゲートウェイをご利用いただくために、アンチウィルス・ゲートウェイの透過プロキシモードの設定例をご紹介いたします。

透過プロキシモードの説明
下図は、透過プロキシモードのアンチウィルス・ゲートウェイ(以下アンチウィルスGW)をLAN内で利用する場合の例です。
アンチウィルスGWは、LAN内に設置されます。この時、アンチウィルスGWのデフォルト・ゲートウェイは外部ルータへ向きます。社内のクライアントPCのデフォルト・ゲートウェイは、アンチウィルスGWが設置されたアドレスに設定されているので、クライアントPCは、アンチウィルス・ゲートウェイ経由して、外部へアクセスすることになります。
アンチウィルスGWは、自分を通過する特定のサービス(HTTP,SMTP,POP)に対してだけ、ウィルス検出を行います。
ネットワークの一部を変更し、既存のLANのデフォルトゲートウェイにアンチウィルスGWを設定すればよいので、LAN内のクライアントPCの設定は変更しなくても済みます。

透過プロキシモードの設定例
* 透過プロキシモードはeth0のみ利用します。ブリッジ構成とは異なります。

アンチウィルスGWがインストールされたサーバは、LAN内に設置され、デフォルトゲートウェイを外部ルータへ設定しておきます。社内のPCはアンチウィルスGWをデフォルトゲートウェイに設定しています。

・HTTPプロキシの設定例
基本設定の「HTTP Proxy」タブメニューを表示してください。
下図はHTTPプロキシの設定例です。

下記に各項目を説明します。
項 目 説 明
ウィルス検査を有効にする デフォルトでは有効です。(簡易表示モードでは変更できません)
ウィルス検出時の動作 通常、「ウィルスを削除する」を選択してください。
最大同時接続数 同時に利用できるクライアントの数です。
メール通知 ウィルス検出のレポートを、後述する管理メールアドレスへ送信する場合は有効にしてください。

・SMTPプロキシの設定例
基本設定の「SMTP Proxy」タブメニューを表示してください。
下図はSMTPプロキシの設定例です。

下記にSMTP Proxyの各項目を説明します。
項 目 説 明
ウィルス検査を有効にする デフォルトでは有効です。(簡易表示モードでは変更できません)
ウィルス検出時の動作 ウィルスを検出した場合の動作です。デフォルトでは、「ウィルスを削除し、受信者に通知する」です。
最大同時接続数 同時に利用できるクライアントの数です。
メール通知 ウィルス検出のレポートを、後述する管理メールアドレスへ送信する場合は有効にしてください。

・POPプロキシの設定例
基本設定の「POP Proxy」タブメニューを表示してください。
下図はPOPプロキシの設定例です。

下記にPOP Proxyの各項目を説明します。
項 目 説 明
ウィルス検査を有効にする デフォルトでは有効です。(簡易表示モードでは変更できません)
ウィルス検出時の動作 ウィルスを検出した場合の動作です。デフォルトでは、「ウィルスを削除する」です。
最大同時接続数 同時に利用できるクライアントの数です。
メール通知 ウィルス検出のレポートを、後述する管理メールアドレスへ送信する場合は有効にしてください。

クライアントの設定
1.メールクライアントの設定例
アンチウィルスGWのための特別な設定はありません。

2.WEBブラウザのプロキシ設定
アンチウィルスGWのための特別な設定はありません。プロキシ設定でアンチウィルスゲートウェイを指定する必要もありません。